・アドオン説明
複雑な繰り返し作業をワンクリックに変換!
対応バージョン:2.83~2.9(ビルドバージョン)
色々書いてありますが、覚える事は基本的に「Add」と「Play」だけです!
Blender標準機能のRepeat Last(Shift+R)では難しかった、 複数のアクションを登録する事で、複雑な繰り返し作業をシンプルにするアドオンです
様々な作業を任意で登録・編集・再生する事が可能です
例えば、お湯を沸かしながらインスタントコーヒーとミルクと砂糖を入れて、お湯を入れる等のルーティン作業をワンクリック化します
(僕は何度か考えた事がありますが、このアドオンでは残念ながらBlender内の作業しか登録できません)
・チュートリアル
・用語/定義
Action
「マクロ」の複数形
Macro
登録する単体の作業内容
bpy.ops***等のPythonです
「アクション」の単数形
Local
作成中のプロジェクトファイルでのみ使用できます
ショートカットキーからのアクション実行が利用可能になります
マクロの直接編集が可能です
Globalのマクロを編集したい場合、Localに移動してから編集して下さい
Global
他のプロジェクトファイルでも共有して使用できるようになります
アドオンがインストールされているStorageフォルダに保存されます
AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\2.83\scripts\addons\ActionRecorder-master\Storage
または
AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\2.83\scripts\addons\ActionRecorder\Storage
マクロの直接編集は出来ません
・ショートカットキーの追加と確認
HeaderMenu > Edit > Preferences > KeyMap
Search Windowに「ActRec」と入力すると全てのショートカットキーが表示されます
これらは全て変更できます
デフォルトのショートカットキー
ActRec Selection Down :Shift+ホイール回転(ダウン)
ActRec Selection Up :Shift+ホイール回転(アップ)
(Local Actionsの選択状態を切り替え)
ActRec Play :Shift+.
(Local Actionsで選択されているアクションを実行)
ActRec Add Macro :Shift+,
(Local Actionsで選択されているアクションにマクロを追加)
設定を変更した場合はSave Preferencesを押してください
・各ウィンドウとボタン
Local Actions ウィンドウ
選択されているアクションがショートカットキー、またはPlayボタンによって実行されます
プロジェクトファイルにのみ保存されます
Add
Local Actions に新規アクションを登録します
Remove
Local Actions に登録されているアクションを削除します
Selection Up&Down
Local Actions で選択されているアクションの上下を入れ替えます
その他
アクション名左側をクリックするとアイコンを設定できます
アクション名をダブルクリックすると名前を変更できます
Macro Editor ウィンドウ
アクションの内容を記録、または編集する画面です
Add
Macro Editor に新規マクロを登録します
Remove
選択中登録されているマクロを削除します
Selection Up&Down
選択されているマクロの上下を入れ替えます
チェックボックス
一時的にマクロを無効にします
エラーが出ている場合など、作業を省いて実行したい時はチェックを外してください
その他
Macroをダブルクリックすると名前とPythonを編集できます
Record Macro
このボタンを押してから解除するまで全ての動作が記録されます
Clear
選択中のActionに登録されている全マクロを削除します
Play
Macro Editor に登録されているアクションを再生します
Local to Global
選択されているアクションを他のファイルでも使えるように保存します
Global Actionsへの移動モードです
Copy
GlobalとLocal両方のアクションが維持されます
Move
Globalへ移動しますが、Localからはアクションが削除されます
・Global Actions ウィンドウ
Global Actionは新規Blenderを起動した場合でもアクションを使用可能にします
デフォルトではアドオン内のStorageフォルダに保存されています
BlenderのPreferencesからフォルダを変更できます
Global to Local
選択されているアクションをLocal Actionに移動します
また、登録済みのアクションはここで再編集が可能です
Local Actionsへの移動モードです
Copy
GlobalとLocal両方のアクションが維持されます
Move
Localへ移動しますが、Globalからはアクションが削除されます
・Buttons
Move Action
上下の順番を入れ替えます
Move Category
選択中のアクションを別のカテゴリへ移動します
Remove Action
選択中のアクションを削除します
ReName
選択中のアクションをテキストボックスに入力した文字列にリネームします
Move Category
上下の順番を入れ替えます
その他
アクションの選択は左側の点部分をクリックします
ボタン名をクリックしてアクションを実行できます
ボタン名左側をクリックするとアイコンを編集できます
・Advanceウィンドウ
Category
カテゴリ編集です
Add
カテゴリを追加します
ReName
カテゴリ名を変更します
Remove
カテゴリを削除します
注意:カテゴリ内にアクションが残っている場合、カテゴリ内のアクションも削除されます
Data management
アクションをインポート&エクスポートできます
インポートする前に、必ずバックアップを保存してください
Import
現在のアクションを残してインポートしてアクションを追加できます
また、同じ名前があった場合は「XXX.001」のように自動的に名前を変更します
・Create new Category
エクスポートされたデータの内容に関わらず、新規作成したカテゴリーにインポートします
・Override
現在のアクションを削除して上書きします
Export
任意で選択したアクションをエクスポートできます
カテゴリーごとにエクスポートも可能です
各テンプレートアクション
Downloadしてすぐに使えるアクションをいくつか内包しています
OBJ Mode
オブジェクトモードでのみ動作します
Edit Mode&UV Mode
編集モードでのみ動作します
Template
自動で取得したMacroでは実行できないアクションを登録しています
参考、改変用にご利用ください
External
外部アドオンを必要とします
詳しくはこちらを参照してください
BacuUP
オブジェクトのバックアップを保存できます
オブジェクトを複製します
シーン内に「BackUP Collection」が無い場合は自動的に新規作成します
既存する場合は作成しません
「BackUP Collection」に複製したオブジェクトを移動します
「BackUP Collection」を非表示にします
Scatter Objects
オブジェクト名を指定したグループを複製して散らかします
3Dカーソル位置から発生します
オブジェクト名はCube~~でなければなりません(スクリプトより変更可能)
アニメーションを再生して自動でストップします
オブジェクトを統合して単一化します
アニメーーションフレームを戻します
サンプルファイルはこちらから
・アップデート
各部作業ウィンドウの名称を変更
カテゴリ機能の追加
アイコンの設定を可能にしました
マクロの一時無効を追加
インポート&エクスポート機能を追加
アクションの配置を変更可能にしました
各ボタン配置の最適化
その他バグ修正
バグレポート
利用中のBlenderバージョン名、OS名、操作内容、エラーメッセージを可能な限り詳細を添付してDMを送ってください
Actionを再生した時にエラーが出る場合は、恐らく登録したマクロが正確ではありません
マクロを無効、または削除してお試しください
機能要望
現在はテンプレートコマンドボタンの追加のみ受付中です
注意事項
リンク選択、選択の解除、オブジェクト名を指定して選択等、規則性のあるマクロは登録できますが、マウスカーソル位置が重要となるアクションを登録する事は出来ません
新規頂点選択が必要な場合、アクションを分けて登録してください
(リンク選択、選択範囲の拡大、全選択、オブジェクト名指定選択等は登録可能です)
Macroが登録できない場合はInfoウィンドウを参照してください
このアドオンはInfoに表示されたPythonをコピー&ペーストするという仕様です
ここにbpy.ops等のログが出ていない動作はMacroを登録出来ません
他のアドオンを登録する事も出来ますが、ダウンロードしていない、または有効化していないアドオンのマクロを含むアクションは実行できません
最後に
エクスポートしたコマンドボタンファイルは配布や販売は自由です
また、配布に関するトラブルや、配布されているアクションのダウンロードと実行は自己責任でご利用ください
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